モチベーション

「モチベーション」 (英motivation)個体の行動を引き起こす動因。また、そういう動因を与えること。動機づけ。学習指導の場合は、学習意欲をかきたてること。特に、導入の過程で関心を引き出すことをいう。

この「モチベーション」なのだが、会社で仕事をやっているとよーくこの言葉が出てくる。単純に「やる気」のことを「モチベーション」に置き換えているだけなのだが、辞書にも同じような書かれている。だから「やる気が無くなる」を「モチベーションが下がる」と言ってもいいわけで、「アホな事ばかり言われるからモチベーションが下がりまくり」とか「あいつはほとんモチベーション下げてくれるよ」という会話になる。不思議なことに「モチベーションが上がった」というのを聞いたことがないし、私も言ったことがない。それだけ会社には「やる気」をなくすような要因が多いということだ。

ここでこの話題を終らせていては「日記」に書く意味は無い。わざわざ今さら「モチベーション」のことを取り上げたのは会社のグチを書くためではなく、非常に良いネタを仕入れたからである。

頭文字Dの25巻(講談社)
坂本(カプチーノ)vs拓海(86) の決着がついた後のシーンで坂本の台詞
----------引用開始----------
>オレが知りたいのは…
>単純にモチベーションの強さがどっからくるのかってことさ…!!
省略
>雨をものともしない あのモチベーションは
>いったいどこからわいて出てくるんだ…?
省略
>長い時間 集中力を持続させるためには
>並はずれた精神力のスタミナがいる…
>モチベーションっていうはそういうものだと思う
>オレが言っている気持ちの強さってのはそういう意味なんだ
省略
>質の高いモチベーションは質の高い目的意識がなければ生まれてこない…
>ただ楽しいからとか好きだからとかという理由で走っているだけじゃムリだ…
----------引用終了----------
「目的意識」があるから「やる気」が出てくるということである。「やる気がでない」ということは「目的」を見出せないまたは見失っている状態なのかもしれない。

続く。

20パーセントオフ



「20%off」って何のことか。スーパーのチラシ広告ではない。ましてやカロリー20%カットでもない。体重が20%減ったら嬉しいがそんな話ではない。

唐突に宣言された「20%off」とは私が勤める会社で発表された経費削減作戦のことである。「まずは仕入れを全て20%off」にしろというめちゃめちゃな指示が全社に通達された。それを受けた担当者は仕入れ業者に「なんとかして」とお願いするわけだが、お願いする側もされる側も嫌な思いをしているのは間違いない。これが「電話で」というところがなんとも田舎の中小企業らしいやり方。

隣の市の某大企業さんは仕入れ業者を全部集め「皆さん、○月○日から納入単価を△△%値下げしてください。もしできない企業さんは取引停止します。それではよろしく。」とやるそうだ。それを言われた企業は自分のところが仕入れている業者を呼びつけ「○○さんが△△%値下げしろと言った。だからおたくもよろしくね。」とやるそうだ。これが連鎖的に続き最後に苦労するのが末端の企業。中間業者は20%offって上から言われたら下には30%offってやるわけです。そうすれば少しでも自分のところの負担が減る。極端な話、スタート地点では10%offだったものがゴール地点では50%offかもしれない。

ところで何故田舎の中小企業である私が勤めている会社がそんな暴挙に出たかといえば、「大ピンチ!」その一言。昔から崖から落ちなければ何もしない体質だったので、いよいよ危ない状況になってから「なんとかせねば」と動き出したわけです。ゴロゴロと坂を転げ落ちている時に「いつかは崖から落ちるぞ」と真剣に考えておけば良いものを、目先の忙しさを理由に何もしてこなかったツケがいよいよ来たわけです。

「もう崖から落ちた」とたぶんいえる状況なのでしょうが、悪運だけは強い会社なのかきっと途中の木にぶら下がることができ、「あっ」と気が付いたのでしょう。どこにも引っかからずに奈落のそこに落ちていく企業さんもあるので、それに比べたら「もがく」ことができるだけマシかもしれません。でも必至にジャンプしようとして枝がボキッって折れなきゃ良いのだが。

「枝が折れる」とは、仕入れ業者が「あんたのところにはもう売ってやらん」とサジを投げることや、こんなアホなところにはもう居られないと社員が逃げ出すことである。

ところで「仕入れ○○%off」だが、なぜこのようなことをエライさんが言い出しかと思えば「あの日産が成功したのだからウチだって」というほとほと呆れる発想からきているらしい。日産が「TOYOTAがやっているのだから」と言うのなら分かるが、田舎の弱小中小企業がそんなこと言っても大丈夫なのか。

蟻が象の真似をしたって猫に踏み潰されるだけだぞと私は思う。
いや“蟻”は言い過ぎか“鼠”だな。たぶん。

人生を12年サイクルで考える



私の持論の中に「人生を12年サイクルで考える」というのがある。「12年サイクル」というものは昔から私が勝手に思い込んでいただけのことなのだが、まんざらハズレではないらしい。もっと理論的な話は他のWebサイトに譲るとして、とにかく私は「12年」というものに拘っている。

まだ自分では何もできない最初の12年間、子供から大人になる12年間、社会人として一人前になる12年間、自分の人生を考える12年間、ゴールへ向かうための12年間、そしてリタイア。「60歳定年」という慣習もこの辺にあるのでは。

入社して1~2年の時期というものは「とにかく働く」という位置付けにあるわけで、本当の「仕事」というものをする年齢は24歳頃からである。そこからの12年後つまり36歳頃が「一人前の社会人になった」といえる年齢であろう。会社での仕事だけではなく、結婚して自分の家庭を持ち父親(母親)としての役割もあるであろう。そのことで4番目の12年間というものは「家族のための12年間」になってしまうのが一般的である。ある面、悲しいことだが。

入社して十数年も経つと「仕事」だけではなく「会社」そのものも多方面から見ることができるようになる。会社の中の位置付けも「中堅社員」としてバリバリ働く立場にある。「仕事」に関して能動的に取り組めることができ、面白いとか楽しいと感じられるならば、そこからまた成長もするであろう。しかし、「会社」というものが分かってしまうことで「仕事」への挫折感を持ち結果的に意欲も無くなる。何が一番問題かといえば「仕事は面白い。しかし会社はつまらない。」この状況が続けば「仕事もつまらない」となってしまうのである。「仕事は厳しい」たしかにその通りだ。しかし「仕事は厳しいが楽しい」とか「仕事は厳しいが“やりがい”はある」ならば「やっていこう」と思えるが、「会社はつまらないし、仕事もつまらない」これではなんの為に働いているのか。「自分のため」ではなく「家族のため」とか「生活のため」であろう。その転換期が3番目の「12年」が終わる36歳だと私は思う。

「バリバリ働ける30代後半」
この時期に次へのステップアップを目指して「転職」を考える人も多いと思われる。
なぜ転職したいのか?
そこには「会社」という“箱”に要因する。
「ヤドカリ」は自分の成長に合わせて「宿」を変えていく。それは生きていくための行動。
「会社」ではなく「仕事」というものを重要視するのならば転職も一つの選択肢である。
しかし、「不況の時代」ではその選択肢は摘まれている。世の中の基準が「会社」になってしまっているのである。「ヤドカリ」が「宿」を探すのではなく、「宿」がそれに上手く嵌る「ヤドカリ」を探しているのである。求人情報などを見ると「求人数」も「求職数」も非常に多い。普通に考えれば失業者数など減ると思えるのだが、減るどころか増える一方である。これは「宿」優先主義による“アンマッチ”が原因である。
ヤドカリは「宿なし」では生きていけないので、窮屈な「宿(貝)」で我慢するしかないのが現状である。「守るべきものを持たない」とか「まだ守ってもらえる」という立場ならば「宿」を探して放浪の旅にでるのも良いだろう。

結局のところ“サラリーマン”は“ヤドカリ”と同じなのである。
「宿」が気に入らなければ自分で「宿」を作れば良い。それが起業である。

続く。