中電のサービス残業

なんと9億円!

これは中電における「サービス残業」の精算額だそうです。この金額分「ただ働き」をさせていたとはスゴイことです。そして「サービス残業」が発覚し問題となった後、うやむやにせず、それを支払うと決断した経営陣はある面立派。

上司の承認を得て「残業」をしても結果的には残業手当が殆ど支給されず、結果的に「サービス残業」になることが分かっていてもそれに従うしかない風習だったそうです。「申請と承認」の仕組みを改善し、今後は「サービス残業」が発生しないようにするらしいが、それってあくまでも制度の改正であって風習はなかなか直らないのではと私は勘ぐってしまいます。

今までは部下から「残業します」と言われた上司が「分かった」と返事し、結果的には残業手当支給されず。
今後は部下から「残業します」と言われた上司が「ダメだ。時間内に終わらせろ」と返事し、部下が「時間内に終わりません」と反論すると「それはお前の力不足だからだ」と言い放す。結果的には部下は上司の許可を得ずに残業をして残業手当支給されず。

風習や慣習というものはすんなり変わるものではありません。中電の皆様、再び新聞沙汰にならないように気をつけましょうね。

先日、某下着メーカーがいかに短期間で業績を伸ばしてきたかテレビ番組で取り上げられていました。「がんばるタイム」を導入している企業といえばどこなのか検討が付くかもしれません。(googleで検索すると一発で見つかります)

ここは残業というものがいっさいないようです。(生産部門は不明)
経営方針として「スピード」を最重要視しているので、「時間さえ掛ければ」という考え方を完璧に否定しています。経営陣を含め社員全員が「時間」というものを非常に大切にし、いかに効率よく仕事をこなすか考え行動し、結果的に会社に貢献しています。といっても残業が必要になることもあるでしょうが、よほどの緊急性が無い限り認めていないようです。なぜならば退社時間になると上司が部下を帰らせ、部屋の鍵を閉めるのです。もし部下がだらだらと居残っていたら上司の査定が悪くなってしまうのです。

会社でやるだけが「サービス残業」とは言えず、自宅に持ち帰って仕事をすることも「サービス残業」のひとつだとは思いますが、会社でなければできないこともあるわけで、定時になると職場から追い出されるならば、どうしても時間内にやれるように努力するしかありません。

「時間さえかければ」という風習から「サービス残業」という慣習が発生するのであれば、もっと「時間」というものを真剣に考えるべきです。

時間は限りあるものです。


追記.
テレビ番組では分かりませんでしたが(見落としたか)、某下着メーカーが導入しているのは「NO残業デー」らしいです。
>「NO残業デー」の導入(1991年2月導入) 毎週水曜日と金曜日に実施。
>規定時間内に業務を終了させ、社員のリフレッシュのために時間を
>提供することで全社的な生産性向上を図る。
私の勤務先でも「NO残業デー」が月に一日だけありますが、誰も気にしていません。単なる形だけの制度では意味無し。