改善提案コンテスト?

先日、部のミーティングの中でA氏から「改善提案コンテスト」の結果説明がありましたが、私はそれを聞いて少しキレてしまいました。

「改善提案」の目的を履き違えているもので、はっきり言って「コンテスト」ではない。そもそもコンテストそのものが「改善提案」である必要なんかどこにもなかった。ただエライ人たちが「コンテスト」をしたかっただけである。

本来、「改善提案」というものは、その名の通り改善活動を文章化して会社に提案するものである。当然、その中身が重要である。どうでもいいことや、くだらないことを書いてもそんなものは時間のムダである。何かしらの効果がなければ「改善」とは言えない。

今回のコンテストの結果を知って驚いた。なんと特定の部署が上位を独占しているのである。部署の人数が多いところはグループ分けして公平な人数割りをしているのであるが、その部署のグループでトップ4を独占しているのである。

何か変じゃないかい? と私はいきなり疑った。グループ間でネタの使い回しをすればいくらでも件数を稼げるし、どうでもいいようなくだらないものでもノー審査ならば提出件数に含まれるであろう。

ところがエライ人たちはその結果に対して違う評価をしたのである。なぜ他の部署はもっと頑張らないのか。いきなり管理者連中を呼びつけて「反省文」を書かせたそうだ。

つまりは改善提案そのものの中身ではなく、提出件数という数字だけを判断したのである。部下にたくさん書かせた管理者は評価され、そうじゃない場合は罵声を浴びせられ反省。

コンテストの本当の名称を私が付けてあげます。
「管理監督者の頑張りコンテスト」

それにしてもここまでやる事がアホだと、私の理解から外れてしまいます。今回のコンテストの真の目的を理解していた管理者は必死に頑張り、「いつものコンテストでしょ」と楽観していた管理者は適当に対応。結果はモロに管理者の頑張り度合いが反映され、そのまま人事評価へ連動。

私が思うに、「真の目的を理解していた管理者」というのはトップ4を独占したB氏だけで他の管理者は部下に「頑張れよ」と言うだけで自ら努力するようなことは無かったのだろう。

エライ人が「社員一人一人が思っていることを文章にしそれを書かせることが最も大切である」と管理者連中に説明したそうだが、私からすれば所詮その程度の会社なんだなと落胆しました。「思っていることを文章にする」ということができない社員が非常に多いことと、それをエライ人たちが認識している事実。

そもそも管理者連中も「思っていることを文章にする」ができていないではないか。今回の改善提案にせよ、日ごろの部下からの報告書にせよ、上司からのコメントをまともに書ける管理者がどれだけいるのか!!。大いに疑問である。