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18年前のインチキ商売が再びやってきた

18年前くらいに、私の地元で話題になっていたインチキ詐欺商売が再びやってきました。当時はこの手の詐欺というものがあまり有名ではなかったことと、とても都会とはいえない地方ゆえにガードが甘い人たちが多く、その商売を疑う人は少なかった。(私は疑っていましたが…)

その商売とは「電子の力で血液を綺麗にする」という製品を売りつけるやつです。中身は数千円で作れる工作もの。それを数十万円で売りつけるそうです。

その商売の上手いところは「売る」という行為をいっさいせず、特設会場に機械を設置して老人たちに自由に使わせるのです。「自宅でも使いたい人には特別にお譲りします」というスタンスを取るので、「客が気に入ったから買っていった」ということになり、後から詐欺だと分かったとしても訴え難くしています。

老人や体に不安を感じている人は毎日のようにその会場に通うようになり、数週間後に展示はいついつまでと告知されると老人たちはそれ以降どうしようか悩み、購入する人が出てくるという仕掛けです。業者は渡り鳥のように地方を巡業するので騙されたと気がついてもすでに相手は居ないという段取り。

とここまでなら「よくある話」で済んでしまうのですが、その18年前に私の両親がすっかりその機械を信じてしまい、真剣に購入する気になったらしいのです。ところが購入直前に私の母が脳卒中で倒れ、私は絶対あの機械が悪影響を与えたんだと思ったものですが、父は「あの機械を使っていてもダメなのか」とまだ機械を信じようとしていました。母の入院中にその業者は次の目的地へトンズラしたので、怪しい製品を購入することはありませんでした。

何かしら体に不安を感じている人というものは、それっぽい物を信じてしまうものなのですね。それ以降、父は少しでも体調が悪くなると病院へ行くようになりました。ところが最近になって、インチキ詐欺商売のチラシが出回るようになり、またまた被害者が現れないか心配です。自宅のポストに放り込まれていた怪しいチラシを父が見つける前に処分しました。
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