親子の場合は「熟年離婚」のような切り札が無い

10年くらい前から「自分の城が欲しい」と思いつつも、もしそうなると「城」との引き換えで「趣味」への投資ができなくなってしまうため、「やっぱり今は趣味だ(もちろん貯蓄も)」でやってきたが…

ご近所の人たちの中で私より少し上の世代の人たちは、皆さん「自分の城」であり、私と同世代とか下の世代の人たちも親から独立して結構な割合で「自分の城」を持っている。

ご多分にもれず「自分の城」を手に入れた人たちというのは、程度の差があるにしろ「生活が苦しい」わけです。

生活が苦しくても「自分の城」を持っていることに満足感を持ち生活をしているわけで、人それぞれ価値観が違うため“代償”に関してはあえて触れない。

いろんなものを犠牲にしてまで「城」が欲しいのかと今まで思っていたのだが、最近になってようやく「犠牲」ではなく「我慢」であることに気が付いた。実際に城を手に入れた人からすれば、そんなこと当たり前のことなのでしょうが…。

この「我慢」で得るものは「自分の城」であり、その「自分の城」に住むということは、すなわち「自分の空間」と「自分の時間」であるともいえる。

親からの援助などで城を建てた場合は、「完全な自分の城」とはいえないまでも、やはり「自分の空間」であることに間違いない。

親と完全同居となった場合はそれはそれとして「我慢」すべきものが違うだけで良い事も多いだろう。

諸事情によっては「半同居」というものがある。

上手くいけばこの「半同居」こそが、我慢すべき事柄を極力減らす一番良い方法なのである。

「借り物の城」に住みつつも、生活そのものは親とは別という状態にあるのが「半同居」である。

「城」があり「自分の空間」と「自分の時間」もあり、衣食住への我慢もせずに趣味にも投資できる。

傍から見れば、なんと恵まれた環境なんだろうと羨ましがられるに違いない。

ところが、「半同居」にもいろんなパターンがあり、「両親揃って健康で息子(娘)世帯には干渉しない」という場合は「誰もが羨む半同居生活」かもしれない。

ところが世の中そんな甘いものではなく、「住ませてやっている」という有利な立場にある親は何かと干渉してくるものである。それでも両親揃って健康ならば干渉こそすれども生活そのものには一線を引くわけで、まだ平和である。

しかし、父親または母親どららかと「半同居」となると話がややこしくなる。

たぶん、母親と「半同居」の場合はまだ平和かもしれない。母親なら自分の身の回りのことは自分でできるはずだからである。

もし父親と「半同居」になる場合は…

私がこのパターンであった。

父親が働いていて何かと忙しい時期は、まだマシである。ところが定年退職して暇を持て余すようになると一転して生活環境が悪くなる。それが夫婦ならば「熟年離婚」という展開もあるのであろうが、親子となるとそのような“切り札”が無いのである。

ドロドロした話を延々と続けても暗くなるため、ここら辺でやめておくが、もし父親と「半同居」することになる場合は「もし、父親が定年退職をして家で暇を持て余すようになったらどうなるのか」を冷静に考えておくべき。

最近ずっと嫌な事や落ち込む事が連続しておき、それに加えて父親が精神的なダメージを私に与えることが頻繁にあるため、この「半同居」に嫌気が差してきた。今までの多少の我慢のお陰で、ある程度の貯蓄ができたこともあり「自分の城」のための頭金には十分なる。子供のことを考えると、今までは引越しすることに抵抗があったが、それもあと半年で解禁である。

タイミング的には“今”がその時であるが…

さて「自分の城」を現実的に手に入れることができるのかどうかであるが、当然のごとく結局のところ「お金」である。ガッポリ貯蓄があって、二世帯住宅を借金無しで建てられ、「父親を住ませてあげる」となれば主導権はこちらにあり、父親は何もいえなくなるであろう。ところが現実的には自前で二世帯住宅を建てられるわけない。

住宅マネープランニング nikkeibp.jp
自分の年収と年齢でいくらの家が買える?
http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/sumai/plan/060810_gendogaku/

この先どうなるのか分からない世の中。
長期ローンはできないだろうなぁ。

さて、どの「我慢」を選択すべきか。