大衆食堂の大将と同じ

随分前に仮に設置した某サイトのトップページは、あくまでも暫定版であって正式版ではない。私が無料の素材集を検索しまくってようやく探した“使用ライセンスなどの問題がないもの”を加工して適当に作ったものである。責任部門にはそのことは伝えている。ところがそのまま放置され、プレオープンとなってしまった。


いきなり、初日に某エライさんが不満そうな顔でブツブツ言っていてその理由がさっぱり分からなかった。


某サイトの各コンテンツに別のサイトから直でリンクしても問題ないので、トップページは特に必要としないが、サイトのトップページが何も無いというのは変である。何かいるから適当に作って設置しただけで正式版はそれなりにコストを掛けてやる必要があるのは当たり前。某エライさんのブツブツを手っ取り早く収めるために「直リンク」に変更しておいた。


それで良いんでしょと思っていたら、夜遅く某エライさんからメールが来ていた。


>デザインや雰囲気があまりにも素人が作成したような
唖然。


当たり前でしょ。私が30分程度で適当に作った“暫定”版をそのまま放置したのはそちらの部署の人たちですよ。


某エライさんは「無いものねだり」が酷過ぎます。社内の“何でも屋”の人たちに対して、レベルの高いスキルを要求しすぎです。それもそれぞれの“プロ”の人たちが持っているようなスキルを求めるのです。


“何でも屋”というのは大衆食堂の大将と同じで、和食だろうが中華だろうが洋食だろうが、とにかく“食べられるもの”を作ることが仕事であって、それぞれの一流シェフとはレベルがあまりにも違いすぎます。しかし、レベルが多少低くても、客のどんな要望でも応えることができるので、それで良いという客には重宝がられるでしょう。


特別な教育(まともな教育?)を受けていないのに、どんな開発言語でも対応しなくちゃいけない、DB連携なんて当たり前、Web関連に関わるとウェブ標準やら、アクセシビリティやら、はたまたスクリプト言語やら、SEOやら、“今風”の仕掛けやら、とにかく“できること”の数を求められます。その上、多少なりともデザイン面も要求されます。それぞれの“プロ”の人たちは、それにどれだけの時間を掛けて勉強し経験していることでしょうか。全ての項目にブロ級のスキルを持っている人なんて存在するのでしょうか。ありえません。


某エライさんは何も分かっていない!!